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原点を大切にすることで、思いやりの氣持ちを育むことに繋がる

とある小學生クラスレッスンでの出來事。

マスクをしながら走っていた子が、後ろから走って來た子に対して、「マスク付けてる僕に負けて、ダサいな。」と言ってたので、それを聞いた僕は、「それを言ってる君の方がダサいよ。いいかい、君のスタート地点は、先生と同じビリだよね。速く走れる様になったからと言って、お友達を見下す様な発言をしていたら、伸びないよ。原点(スタート地点)を忘れずに、みんなで一緒に高め合って行こうよ。」と伝えたら、”はい”と、素直に答えてくれました。

人は、速く走れる様になると、自然と嬉しい氣持ちになります。

でも、速く走れる様になると、原点(スタート地点)を忘れがちになります。

走るのが元々苦手な方は、ステップアップする過程が樂しく、原点を大切にすることで、走るのが苦手な方の氣持ちに寄り添う事が出來ます。

走るのが元々得意な方は、走る事は出來ても、意外と自分の事を知らないケースが多いです。

ランニングフォームが崩れたり、心の持ち方や身体に力が入りやすい・・・など、改善部分が見つかり、そういった部分が少しずつ改善されると、より走る力が身につきます。

走るのが得意な方は、苦手な方の氣持ちに寄り添う事が中々難しいですが(逆の場合も難しいと思います)、お友達を応援したり同じ様な悩みを抱えた方に寄り添う事は出來ると思います。

原点を大切にすることは、”思いやりの氣持ちを育むこと”に繋がります。

また、速く走れる様になったのは、その方の努力の賜物ですが、人は一人では走れません。

ご家族やお友達など、周囲の方々のサポート(マラソン大会であれば、たくさんの大会運営者)があり、僕らランナーはスタートラインに立つことが出來ます。

これからも原点・思いやりや感謝の氣持ちを大切に、夢に向かってタムタム(樂しく)走りましょう!

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