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大和みらい陸上教室5年間の思い出〜6年目はアドバイザーとして活動スタート〜

2020年6月20日(土)、大和みらい陸上教室 第6期のレッスンが開催されました。

コロナの影響で暫くお休みしてたので、今回は、前年度の卒業式・修了式を兼ねてのレッスンでした。

卒業式・修了式の際、今年度から佐藤心雄は、アドバイザーとして活動させて頂きますと挨拶させて頂きました。

この教室の名前の由來は”この教室の活動を通じて、大和市の子どもたちが将來、自分の足で未來に虹を架けられるような存在になって欲しい”という想いが込められております。※ 考案は僕の妻です。

なんで僕が大和みらい陸上教室の運営に携わることになったかと言うと、故人=佐藤東哉さん(初代代表)から、直接依頼を受けたからです。

東哉さんは、お仕事5〜6個掛け持ち。大和市陸協ではスターターを務め、強化(かながわ駅伝大和市チーム監督)・普及の部長を兼任しつつ、家庭(過程)を大事にする、とても人間味溢れる、パワフルな方でした。

東哉さんがかながわ駅伝大和市チームの監督をされていた頃、僕はチームキャプテンを担当。チームには、5〜6年お世話になりました。

そこでは結果が求められておりましたが、東哉さんは人間力を高めた上で結果に結び付けていく方針で監督業に励んでいたので、選手も控え選手も関係なく、みんな生き生きして一体感があり、明るさと強さを兼ね備えた、素晴らしいチームでした。
※その時のチームメイト(大學生・社会人ランナー)とは、チームを離れた今でも関係が続いているので、嬉しいです。

タムタムを立ち上げてから、チームを離れ、クラブ運営に専念。

その後、東哉さんは、忙しい合間を縫って、何度もタムタムレッスンに足を運んで下さりました。

ある日、東哉さんから、「大和市陸協で小學生の陸上教室を作りたいんだけど、力を貸して貰えませんか?」という相談を受けました。

打ち合わせの際、”子どもたちが走ることを樂しめる陸上教室(普及活動)にしたい。大和市で活動しているクラブチームの指導者は、みんな結果ばかり求めているから、想いを共有出來ない。心雄さんのタムタムランニングクラブは、クラブチームだけど、過程を大切にして、子どもたちが心から走ることを樂しめる活動をされている。だから協力して欲しい”と、アツい想いを打ち明けて下さり、心がアツくなりました。

教室の募集人数は、低學年クラス15名、高學年クラス15名の計30名をイメージしていると仰ってました。

「東哉さん、分かりました。人数のことですが、うちのクラブでは、細かい部分まで指導させて頂きたいという想いがあって、1クラス10名までと決めて活動しています。みらい陸上教室の募集人数で運営を行うとなると、正直、細かい部分まで指導したくても出來ないと思いますが、それでも良いですか?」と質問したら、良いですよ。と回答して下さり、正式に依頼を受けることにしました。

10回近く打ち合わせを重ね、想いを共有して一緒に活動出來そうな方々に声をかけた所、清水先生・内田先生・三枝先生の3名が集まって下さりました。

そして、佐藤東哉さん・清水先生・内田先生・三枝先生・佐藤心雄の5名で、2015年4月4日(土)、記念すべき第1回目のレッスンがスタートしました。

当時1年生の子たちは、レッスン前から暴れて、柵の上によじ登ったり叫びながら走り回ったりと、動物園に來たかと思うくらいの状態。

全員に注意を促しつつ、一番暴れている子に注意したら、僕の手首につけていたブレスレットを引きちぎったりお腹にパンチしてきたり…今、思い出しても本当に大変でした。

そこで先ず取り組んだのが、人間形成。

挨拶、お返事、お話を聞く。

人としてどうあるべきか!?ということを考えた上で指導しなければ成立しないと行けないと考え、子どもたち・親御さんたちに、躾面の大切さについて理解して頂くことから始めました。

躾面が少しずつ浸透してから次に行ったのは、指導者育成。

みらい陸上教室スタート時、指導経験・指導者資格・クラブ運営経験があるのは僕だけだったので、現場のレッスン運営がスムーズに出來るように、他のスタッフにも指導者資格(日本陸連 公認ジュニアコーチ。陸上競技)を取得して頂いたり、メイン指導をどんどん担当して頂きました。

また、教室運営で必要な事務作業(レッスンノート準備・メール配信・SNS管理・施設利用手続き・スポーツ安全保険加入手続きなど…)や大和市陸協との連携(会議出席など…)についても、手探りで0からお伝えさせて頂きました。

メインスタッフの方々は、僕より10〜20歳ほど年上。

普段はバリバリアスリートだけど、みんな揃って優しい心の持ち主。

その優しさはとても素晴らしいのですが、指導現場に立つと、裏目に出てしまい、手がかかる子がいても中々強く注意が出來ない。

優しい氣持ちの素晴らしさを伝えつつ、躾面の大切さについてアドバイスさせて頂きました。

活動3年目のスタッフミーティングで、僕がみらい陸上教室から脱退希望したとき、全力で引き止められたこと。

スタッフミーティングで、意見のぶつけ合いをたくさんしたこと。

数々なことを乗り越え、今となっては、僕が不在でもスムーズな教室運営が出來るまで、スタッフ全員が成長されて、本当に素晴らしいと思います。

大和みらい陸上教室のメインスタッフは全員、陸上競技マスターズアスリートで、アジアチャンピオン・日本チャンピオン・神奈川県チャンピオン・アジア記録保持者・日本記録保持者…と、全員チャンピオンの経験やもの凄い記録を持っている、バリバリアスリート。僕の様に、かけっこでビリの経験がある方も数名在席しております。

自分に対してはめちゃめちゃストイックだけど、レッスンでは子どもたちの目線に合わせて心で寄り添う指導が出來る、自慢のスタッフです。

サポートスタッフもまた、率先して行動が出來る、自慢のスタッフです。

東哉さんや大和みらい陸上教室運営を通じて、ステキなご縁に恵まれ、たくさんの出会いがありました。

ここがあったからこそ、0から陸上教室を作る経験をさせて頂いたり、タムタム以上に走ることに対する苦手意識を持った子達に寄り添ってサポートすることが出來たり、樂しいが原点だったからこそかけっこ(スポーツ)愛好者が増えたり、樂しいが原点だったからこそ大会で活躍する子がたくさん出て來たり、指導者育成や他のスポーツ団体さんに向けた走り方教室担当をさせて頂いたり、FMやまとさんのラジオ番組に出演させて頂いたり…と、貴重な経験をたくさんさせて頂きました。

5年間、どうもありがとうございました。

6年目も、どうぞよろしくお願いいたします。

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